1983 | 愛知県豊田市平芝町出生、名古屋市出身。 |
2020 | 個展「物語りの塒」(colonbooks / 名古屋) |
2017 | 個展「小説の部屋 - アインソフの鳥」(AIN SOPH DISPATCH / 名古屋) |
2014 | 常設企画展 ポジション2014 伊藤正人 - 水性であること (名古屋市美術館) |
2012 | ファン・デ・ナゴヤ美術展2012 緘黙する景色 (名古屋市民ギャラリー矢田) |
美術作家として活動する傍らで小説やエッセイ等を執筆・発行。
主な著作に、「サンルームのひとびと/note house」note house(2020)、
「仲田の海」大愛知なるへそ新聞(2016)、「リュウズの言象」note house(2015-)
“――いくつもの、幾人もの故郷が織りかさなっていくことで新たに表出される幻想がある。
原風景というと言葉がいささか易いけれど、そんな言葉をすうっと飛び越えたところに青々しい言象(幻想)の風景というものが浮かびあがってくるような気がする。”
(「青々しく、私小説」本文より)
今回、じぶんの出生地である豊田のことについてなにか小説のようなものを書くことができたらと思いつつ、あいにく当時の記憶もなく、気軽に取材へいけるような世情でもなくなってしまい、幸か不幸か家のなかでじっとしている時間も増えたので、あらためてじぶんにとって「故郷」という言葉がさししめす風景について書くことにした。
それはあまりに私的なものではあるけれど、あらゆる物語から受けとめられる印象というものが読むひとの記憶によって導かれる風景であるならば、ロイヤルブルーのインクがページの端からゆびさきへとささやかに伝播するように、見ず知らずの他人の風景からふと紐解かれるひとそれぞれの「故郷」というものもあるように思う。
1984 | 愛知県豊田市足助地区生まれ |
2003 | 旭丘高等学校美術科 卒業 |
2007 | 愛知教育大学造形文化コース染織 卒業 |
2009 | 沖縄芸術大学大学院デザイン専修 修了 |
美濃、沖縄、小原にて紙漉きの技術を学ぶ。
現在、愛知県立芸術大学 非常勤講師。
私にとって織りの作業は
過去から現在
そしてその先を強く感じさせます
糸を織り 少しずつ布になる
それでも縦糸はずっと先まで伸びていく
小さな箱の中
その箱の中だからこそ 広がりがみせたい
そんな想いで制作しました
1979 | 静岡県生まれ |
2008 | 豊田市に築窯 |
2015 | gallery「座辺身辺」を始める |
沖縄県立芸術大学大学院修了後、瀬戸の作陶家・長江重和の助手を務める。
型を使用した鋳込み成形と、原土を使った手捻りという相反する技法を用い、心の均衡を保ちながら制作。
1987 | 愛知県豊田市稲武地区生まれ |
2013 | 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科彫刻専攻 修了 |
個展
2017 | 鏡と穴 —彫刻と写真の界面 vol,6 (gallery αM/東京) |
2015 | Kensuke Karasawa 2012~2015 (Star Gallery/北京) |
2014 | Pale Light (山鬼文庫 /石川) |
2012 | 変わらぬ地平 (Take Ninagawa /東京) |
木と蝋を使い彫刻を制作しています。
本の中という限られた場所に、形と空間による新しいスケールを与えられればと考えています。
2011-2012 | ブレーメン芸術大学留学 |
2012 | 名古屋芸術大学洋画2コース卒業 |
2012,2014,2016 | taimatz(東京)にて個展 |
2015 | グループ展 ONGAESHI in GERMANY(ブレーメン) |
2019 | Windshield Time−わたしのフロントガラスから− |
淡い画面の作品は光の影響を強く受けます。
表面の顔料は光の種類や強さ角度などで色に見えたり形に見えたり粉の塊に見えたり、
目に見える性質をゆらゆらと移ろわせながら画面を変容させていきます。
そんな不定さをもってそれでも揺れ無いそこに存在している確かさを表したいです。