自宅に届く
あたらしい展覧会のカタチ

マテリアル・ギフト

concept

メディアで連日報道される数字。SNSで飛び交う情報。 このような実体のないものが当たり前のように私達の生活の一部となりました。 私たちはその便利さを享受しつつ、時には翻弄されます。 この現実に対して今回アートレンタルブックの選んだテーマは「物からの享受」。

マテリアルの物性と自身の哲学により作品を生み出す浦野友理、柄澤健介、片瀬和宏。 テキストを内容としてだけではなく物体に書かれた筆致として表現する伊藤正人。 変化する現実環境の光を作品を構成する素材と捉え、絵画を描く鳥巣貴美子。 物性や環境という曖昧さを積極的に扱う５名の作品。 そこからは、現代社会の求めるわかりやすさとは真逆の豊かさを感じます。

本展では作品を実際に手に取り、展示して、鑑賞します。 この実体のある作品からのギフトを身近な距離で感じてみませんか。